『ダ・ヴィンチ・コード』読了

『ダ・ヴィンチ・コード』下巻も読了。ということで、ようやく読み終えました。今話題のベストセラー。その読後の感想は……；「なんで『ダ・ヴィンチ・コード』やねん？」

一見すると誰でも「この本はダ・ヴィンチの絵にまつわる謎が、ストーリーの中心なのだな？」と考えるはず。実際、本書の帯にもこうある：『ダ・ヴィンチが絵に込めた暗号とは？　全米650万部突破、話題騒然の衝撃作
』

ネタバレと思われるかもしれないが、けっしてその心配はない。だから書く。ダ・ヴィンチの絵の謎と本編のストーリーとは直接には何の関係もない、と。

たしかに事件のてがかりあるいは起きた背景の説明として、ダ・ヴィンチの謎が絡んでくる。しかしその謎解きはあくまでうんちく。ストーリー展開の中心はむしろ、被害者が残した暗号の謎解きにある。

にもかかわらず、なんでダ・ヴィンチの名を全面に出して来るのか……謎なのです。いずれにしろ、ダ・ヴィンチはおまけ程度と思って読むことをおすすめします。

で結局この本はおもしろいのかといえば……キリスト教に関するあやしげな話やうんちくが好きな方は楽しめるかもしれません。でもそうでない方には、長いうんちく部分にうんざりして、途中で読むのを挫折しちゃうかも？（汗）