巨人がパ・リーグに参戦？

プロ野球界再編問題。２リーグ制維持を主張しはじめたセ・リーグ５球団（＝巨人以外）のことを「オーナーの気概を見た」なんて、新聞の読者投稿もみましたが、それは勘違いでしょう。

というのもセ５球団の主張はむしろ「セ・リーグ維持」。１リーグ制になって巨人との対戦数減＝収入減になるという、あくまで経済的な理由がちゃんとあるわけで。決してファンの声に耳を傾けて云々……なんて義理人情じゃあない。

一方の巨人（というか渡辺オーナー）は、目先の金より将来の野球界のことを考えている。巨人側がいってるように、このままではパ・リーグ自体が消滅してしまう。そうなれば、野球に対する関心・人気自体が薄れてしまう。だから１リーグ制も含めて思い切った改革をやろうとしているわけで。

でね、ふと思いついたのですが。パ・リーグの１リーグ制へのこだわりは、１リーグ制そのものよりも、巨人の対戦実現＝収入増が目的。一方、セ・リーグは、ホントはセ・リーグ現状維持が目的のはずだけれども、建前は２リーグ制維持。で、巨人としては、こわわりはない。

とすれば、思い切って、巨人だけがパ・リーグに移行するというのはどうなんでしょうね？　いやばかげているのはわかっているのですが（苦笑）。

でもね、巨人が例えば１年限定でもいいからパ・リーグに移行することで、パ・リーグとしても、また巨人としても話題性がでると思うのですよ。うまくいけば、お互い収入増が狙えるかも……って、パ・リーグ各球団の観客動員数の低さがネックですねぇ（苦笑）。

いやぁ、でもハッタリでもいいからいってくれないですかねぇ、渡辺オーナー。「２リーグ制のままだから、文句ないだろ？」とかいって。そうなったら、セの５球団がどんな反応を見せるか、見てみたいものなのですが（爆）。