何をいまさら（プロ野球２リーグ制存続が望ましい？）

プロ野球界再編問題にまた動きがあったようで。１リーグ制移行でほぼ決定と思っていたら、巨人以外のセ・リーグ５球団が「時期尚早、２リーグ制が望ましい」と反対の動きを見せ始めたとのこと。

でもこれって、１リーグ制に反対するファンの声に心を動かされて……という人情話ではなく、やっぱりお金。

ぶっちゃけた話、巨人と試合をすれば収益が大きい。例えば、巨人戦のテレビ放映権料は１試合１億円だとか。これが巨人以外だと、ウン百万円単位らしい……だからパ・リーグも１リーグ制を切望しているわけで。巨人戦の実現で収入増になるから。

一方、セ・リーグの他球団にすれば、これまでより巨人との対戦数が減る＝収入減になるのは明らか。１例を挙げると、単純計算で７億円の収入減らしい。だから、巨人以外のセ・リーグ５球団が１リーグ制移行に反対の意を示しても不思議じゃなかったりする。
http://www.zakzak.co.jp/spo/2004_07/s2004070819.html

しかし、１リーグ制移行の話は、パ・リーグの球団数減により、２リーグ制維持が難しくなったから、というのがそもそもの始まりでは？　だから今さら「２リーグ制維持」なんていうのは、けったいやなぁと思うのです。

いずれにしても現状のままでは、パ・リーグのいっそうの衰退は確実で、そうなるといずれは１リーグ制は必至。その頃にはさらに球団数が減っていると同時に、野球人気自体が低迷しているかも？　むしろ魅力ある対戦カードが組めるうちに１リーグ制に移行しておくほうがいいのかも？