費用請求には疑問（イラク邦人人質事件）

イラク邦人人質事件で、政府はチャーター費用は請求する方針を決めたとか。けれどもこれには疑問。

危険地域への渡航は自己責任とはいえ、やはり被害者である以上、救助費用を請求するのはどうか？　という感情的な理由はさておく。

要するに、海外で事件に巻き込まれた邦人を救出した場合に、その費用を請求する根拠すなわち具体的な規定があるのか？　が問題。費用を請求しろという声が多いのも確かだが、だからといって規定もなしに請求するのはいかがなものか？（あったらごめんなさいだけど）

今回のケースでは山岳救助における費用負担がとりざたされていた。けれどもあれだって公的には無料がおおく、費用負担は実際には民間にも応援を要請した場合に発生したような。また、海難救助の場合は全国的に無料らしい。とすれば、山岳救助を例として費用請求の話を持ち出すのは強引すぎる。

費用負担云々でいうなら、むしろ個別請求ではなく、今後海外でこうした事件が起きた場合を想定して、緊急時の費用として用いるため、すべての海外渡航者に対して、強制加入の保険制度を整備すべきでは？
＃って、そういう保険ってないですよね？　民間の盗難保険みたいなものはありそうですが……て、海外渡航経験がない（パスポートもってないし）ので、無知だったらごめんなさい（＾＾；）