あびる優問題

今日の大阪は雨でした。ちょっと肌寒い感じ。

日本テレビの深夜バラエティー番組で女性タレント（１８）の窃盗行為がクイズの題材になった問題。その後の反響が大きいようで。

問題の番組は、自分の秘密を打ち明けて他の出演者が真偽を当てる「カミングダウト」。女性タレント（って、「あびる優」ってことはもはや周知の事実ですが）は今月１５日の放送で、「だいぶ前に半年にわたり、食べ物や飲み物などの商品を店の倉庫から段ボールごと盗み続けていた」ことなどを「クイズの正解」として説明。そして最後に＜万引は犯罪です……＞というテロップなども流れた。これに対し、放送直後から苦情や抗議が殺到したという。

●「集団強盗で店つぶした」告白に苦情殺到
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2005/02/18/02.html

題材の選び方は「自己申告制」。それなら、放送前にはきっと製作スタッフがいったんは目を通しているはず。にもかかわらず、なんでそのまま使うのか？　ということで、製作スタッフの常識が疑われても仕方ないという。

ただ、それよりも私が気になったのは、なんで事務所（ホリプロ）の人間がこんな自己申告を許したのか？　ということ。おそらく打ち合わせには誰かマネージャーがついていたはず。製作スタッフよりも先にマネージャーがあびるに「そのネタはやばいよ！」ってツッコミいれるのが当然と思われるのだが……。といってたら共同通信の記事で『ホリプロは女性タレントの担当マネジャーを処分する』ってあった。

思うにこの件、わかってて放送したのでは？　ある程度問題はあると思いつつも、じゃあ実際どの程度まで問題になるのか、試してみようとしたのでは？　スポーツでいえば、わざと反則行為をして審判がどの程度でファウルをとるのか見極めようという感じ。今回の「秘密」が通れば、今後も使っていこうと思っていたのでは？

だから、ある程度の抗議や苦情は予想していたと思う。けれども、これだけの騒ぎになるとは思ってなかったのでは？　放送時間は深夜だし（（火）夜11時40分〜12時20分）。「こんな時間にこんな番組見てる連中が抗議してくるとわ？！」ってびっくりしたかも？　視聴者の目は厳しかったということで。

ところであびる優の話、個人的にはこれは演出された話＝ウソと思うのですが。むしろ「番組づくりのためにウソつきました。ごめんなさい。」で一件落着にもできたのでは？　でも事務所の話だと「小学生のころに万引をした事実を誇張して話した」って……なんで「100％ウソということではない」みたいな言い訳になるのか、理解できなかったり。集団強盗はウソとしても、小学生のころの万引きは信じて下さいなんて。信じるけど（笑）。