ジャガイモの「皮」による食中毒にご注意 - ★ますたぁ日記（一語一会）

今日の日付：2006/07/20
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なし

●ジャガイモ食べた小学生ら７７人、食中毒…東京（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060720i513.htm

理科の授業で収穫したジャガイモをゆでて皮ごと食べたら、児童と教職員計１３２人のうち、児童７５人と教員２人が腹痛や吐き気、のどの痛みを訴えたというもの。

ジャガイモの芽は絶対食べてはいけないということは知っていました。「ジャガイモの芽には毒があって、これを食べるとお腹をこわすから、絶対に取り除くように」と、小学校の時、家庭科の調理実習で教わったからです。包丁の柄に近いほうの刃を使って、えぐるようにして切り取ったことを今でもよく覚えています。

しかし、皮の部分にも毒が含まれる「場合もある」というのは知りませんでした。正確には、「光にあたって緑色になった皮の部分」に毒が発生するのだとか。この毒は「ソラニン」といって、頭痛、吐き気、腹痛、下痢などの中毒症状をおこすもの。ジャガイモの芽にある毒も、この「ソラニン」です。

この「ソラニン」は加熱調理してもほとんど分解しない、つまり、「火を通しても食中毒予防にはならない」のです。食中毒の原因となる毒素には、そういうタイプもあるわけです。

よって、ジャガイモによる中毒を防ぐには：
１）芽を取り除く
２）緑皮の部分を厚めにむく
３）保存中は冷暗所に保管し光にあてない

ということなどに気をつけるのが良いそうです。あと、発芽を抑制する「エチレン」を発生するリンゴと一緒に保管するのも有効なのだとか。

●参考：アルファインターネット　食と健康　第57回　ジャガイモ
http://www.alpha-net.ne.jp/kenko/2003/057potato.html