NHKの安否情報は役に立っているのか?
>感心したのは、チャンネルの使い分け。総合テレビでは通常の地震関連情報を、そして教育テレビでは安否情報に絞って放送しています。必要に応じてチャンネルを変えれば、求める情報が得られるわけです。
……と、昨日書きました。しかし、安否情報を実際に見ると、考えが変わりました。
というのも、基本的にはアナウンサーが延々とファックス情報を読み上げているだけなので、見続けるのが非常に困難だからデス(^^;)いつ、自分の名前や、あるいは気がかりな人の名前が出るかわからない。だから、ずっと見ていられないのです。
それに、ほとんどの内容は「東京都の○○さんより、新潟の××さんへ。心配してます、連絡下さい。」というもの。でも、これ、心配するほうは1対1の関係でしょうが、心配されるほう(被災者)は1対多なわけで、そう考えると、大丈夫であっても、みんなに連絡するのは無理だと思うのですが……。
#同じ理由で、心配して連絡とろうとみんなが電話などしたら、被災地の電話網がパンクするわけで。だから連絡するより、連絡を待つほうが理にかなっているわけなんですね。
なによりテレビで被災地の状況をみて感じたこと。それは、みんなテレビを見てる余裕がない、んです……。
だから、安否情報のテレビ放送は効果がうすいような気もするのです。ひたすら読み上げているアナウンサーさんが気の毒に思えるのですが。
それにしても、被災地の様子をテレビで見るにつけ、被害の大きさに驚くばかりですね……阪神淡路大震災と比べ、火災がほとんどなかったのは、地震発生時が夕食直前時だったことを考えても、不幸中の幸いでしょうか。